COLUMN
ランドセルコラム
なぜ名古屋はランドセル激戦区?東海エリアの「ラン活」で知っておきたい“ものづくりの魂”
東海地方でランドセル選び、通称「ラン活」をされている保護者の皆様。「工房系」「メーカー系」など様々な選択肢がある中で、実はこの名古屋という土地が、全国でも有数のランドセルメーカー集積地であることをご存知でしょうか。
「せっかく地元で選ぶなら、この土地ならではの、本当に信頼できるランドセルを選びたい」
そうお考えの方にこそ知っていただきたい、名古屋のランドセル作りの背景と、その伝統を受け継ぐ老舗の魅力をご紹介します。
「ものづくりの街」名古屋とランドセルの深い関係
名古屋は、古くから“ものづくり”が盛んな地域。その気質は、現代の自動車産業だけでなく、私たちの生活に身近な製品にも脈々と受け継がれています。ランドセルもその一つ。堅牢さが求められる鞄作りの技術が、この地で独自に進化を遂げてきました。
ただ新しいものを追うのではなく、「子どもたちが6年間、安全に、快適に使えること」を第一に考える実直な職人気質。それこそが、名古屋のランドセルメーカーに共通するDNAなのです。
名古屋の誇り!実力派メーカーの集合体「名古屋ランドセル」
その名古屋のものづくりの魂を、今に伝える存在が「名古屋ランドセル」です。
これは特定のお店の名前ではありません。名古屋に拠点を置く、歴史と実力を兼ね備えたランドセルメーカーが、「名古屋の品質」を全国に発信するために集結した、いわば“メーカー連合”です。
それぞれのメーカーがライバルとして技術を競い合いながらも、「子どもたちのために」という共通の目的のもと、地域全体で品質を高め合っているのです。ランドセル選びでメーカーの公式サイトを見ているうちに、知らず知らず「名古屋ランドセル」に参加している企業の製品にたどり着いていることも少なくありません。
→名古屋の実力派メーカーが集うサイトで、その品質を確かめる https://nagoyakaban.com/
130年の歴史が紡ぐ信頼。その中核を担う「株式会社 水野鞄店」
「名古屋ランドセル」を構成する企業の中でも、特に長い歴史を誇り、その品質と信頼性で業界をリードしてきたのが、1890年創業の当社「株式会社 水野鞄店」です。
130年以上にわたり、鞄一筋で歩んできた老舗。「フィットちゃん®」や「ふわりぃ®」といった皆様が一度は耳にしたことがある有名ブランドのランドセルともコラボを手掛けてきました。
その水野鞄店が、長年の技術とノウハウを結集して自社ブランドとして展開しているのが、「ハネッセルランドセル」なのです。
水野鞄店のランドセルが選ばれる理由
- 歴史が証明する品質: 1世紀以上にわたり、培ってきた実績と技術力。頑丈さ、使いやすさへのこだわりが細部に宿っています。
- 子ども目線の機能性: 老舗でありながら、その視線は常に現代の子どもたちに向けられています。
A4フラットファイル対応はもちろん、成長に合わせて5ミリ単位で進化する「ラチェットアジャスター」や、優しく包み込み、重さを軽減する「マシュマロクッション」など、子どもが喜ぶ革新的なアイデアを次々と形にしています。
- 鞄専門メーカーならではの愛情: 鞄作りのプロフェッショナルとして、素材の選定から縫製、検品に至るまで一切の妥協を許しません。「6年間、毎日安心して背負ってほしい」という、作り手の温かい想いが込められています。
名古屋で“本物”のランドセルを選ぶということ
ランドセル選びは、6年間の思い出を詰め込む“器”を選ぶ、大切なイベントです。デザインや色で選ぶのはもちろん楽しいもの。しかし、せっかくこの名古屋で選ぶのなら、その背景にある「作り手の想い」や「土地の歴史」に、少しだけ目を向けてみてはいかがでしょうか。
名古屋の職人たちが受け継いできた、実直で、温かい“ものづくりの魂”。その結晶ともいえるランドセルは、きっとお子様の小学校生活を力強く、そして優しく支えてくれるはずです。